「幸齢社会実現を目指す」認知症に寄り添い、全世代が支え合う未来へ

幸齢社会実現でたのしく暮らそう

認知症は高齢者の間で増加している深刻な病気です。認知症の人が快適に生活できるよう、政府は新しい対策を打ち出そうとしています。

9月に認知症の基本法ができ、国と自治体は認知症の人を支援する取り組みを法律で定めることになりました。それを受けて、政府は新たな会議を立ち上げます。この「認知症と向き合う『幸齢社会』実現会議」では、認知症の人や家族、専門家が集まり、認知症の人への支援方策を話し合います。

会議では、認知症の早期発見と早期治療ができるようにすることが重要だと考えられています。また、認知症の症状に合わせた適切なケアが受けられるよう、専門家の配置を増やす必要があるでしょう。認知症の人を介護する家族への支援も欠かせません。介護者が孤立せずに済むよう、教育や情報提供、相談体制を整えることが求められます。

認知症の人が地域で暮らし続けられるよう、地域住民の理解を深めることも大切です。認知症に対する偏見をなくすため、国民全体への啓発活動が必要不可欠でしょう。

認知症の人が生き生きと自分らしく暮らせる社会を実現するには、国の制度だけでなく、一人ひとりの思いやりの心が必要です。この会議が、そうした「幸齢社会」を目指す第一歩となることが期待されます。

一方、新しい認知症治療薬の開発も進んでいます。アルツハイマー病の薬「レカネマブ」が承認され、年内にも使えるようになります。

この薬は、認知症の原因となるアミロイドβというたんぱく質を取り除くことができます。臨床試験では、認知症の進行を27%遅らせる効果が確認されています。これは画期的な薬ですが、認知症そのものを完治させるわけではありません。

しかし、認知症の進行を遅らせれば、自立した生活が少しでも長く送れるようになるでしょう。この薬は認知症の人と家族の生活を向上させる可能性があります。

一方で、この薬の値段が高額なのが課題です。年間300万円以上の費用がかかると予想され、全ての認知症の人が手が届くわけではありません。

国は、この薬を必要とする人が経済的な理由で治療を諦めないよう、公的支援を検討する必要があるでしょう。補助制度の拡充や薬価交渉による費用削減などの対策が求められます。

認知症の人と家族が直面する生活上の課題も山積みです。食事、入浴、掃除などの日常的な支援に加え、医療費の心配や孤立感などの精神的負担も大きいのが実情です。認知症に対する偏見がまだ根強く、社会的な孤立感を感じている人も多いでしょう。

このような課題に対処するには、認知症の人を温かく見守り、支え合う地域社会を築くことが欠かせません。認知症に関する正しい知識を普及し、優しさと思いやりの心を育てる教育が重要です。

 

認知症の原因を特定し、根本的な治療法の開発が期待される一方、現在可能な支援を充実させることも急務です。認知症と共生する社会を実現するには、国の施策と国民一人ひとりの協力が必要不可欠です。小さな思いやりの輪が広がれば、認知症の人も家族も幸せに暮らせるはずです。

認知症の人を支援するための具体的な取り組みはありますか?

 

こうした取り組みを通じて、認知症の人と家族が地域で安心して暮らせる環境づくりが大切です。

「岸田首相 認知症への対応強化 年末めどに施策の取りまとめへ」

参照元:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230926/k10014207051000.html

「エーザイ認知症薬、正式承認 年内にも医療現場へ」

参照元:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA22B6Y0S3A920C2000000/

新時代の幕開け ~高齢者の健康と自然治癒力の秘密~

人口の動向は未来を予見する鍵です。2030年における日本の人口は約1億1912万人と予測されており、65歳以上の高齢者は3715万人を数えることとなります。これは3人に1人が高齢者という、人類史上初の超高齢化社会を示しています。

幸歳(幸せな高齢期)は、心の健康、体の健康、そして経済の健康が調和している状態であると考えられます。幸歳(幸せな高齢)社会の実現は、家族から愛され、コミュニティの一員であり続けることだと言えます。健康で長生きする秘訣は、自分の存在意義を見出し、働き、コミュニティに参加することにあります。

コロナ禍を通じて、人々は人と人とのつながりと思いやりの重要性を強く感じました。また、孤独が人の心と体にどれほどのダメージを与えるかを痛感し、若者の自殺率が増加していることも明らかになりました。

私の観点では、2023年5月9日のコロナ感染者データによれば、累計感染者は約3400万人で、1日平均で30人が亡くなっています。一方で、癌患者は1日に1000人以上が亡くなり、年間死亡者数は37万人を超えています。認知症患者の数は2020年に602万人、2025年には680万人、そして2030年には800万人に達すると予想されています。癌は高齢者の50%が発病し、認知症は5人に1人、つまり20%が出ます。これらの二大疾患の根本治療なしには、幸せな高齢社会の実現は難しいでしょう。

西洋医学の限界も明らかになり、癌の除去が不可能な患者には、化学療法や放射線治療などの標準的な治療しか提供されていない現状があります。結果として、癌を克服した患者は10%から14%にとどまっています。

認知症においては、発症の原因はまだ明らかになっておらず、「レカネマブ」は根本治療ではなく、進行を27%遅らせる治療薬でしかありません。

根本治療への道は予防医学と免疫力の強化が中心であり、体内の毒素を排出するデトックスが重要です。天香石は地球上に存在するエネルギーとして遠赤外線の優れた育成光線を利用する温熱療法であり、天香石ビーズバス(サンドバス)はデトックスを促し、細胞を活性化させ、細胞の水分を交換します。天香石ビーズバス(サンドバス)の入浴前と入浴後には、体重の3%の水分補給が理想であり、天香石から湧き出る天然水がお勧めです。

「育成光線」は遠赤外線の中でも熱効率の大きい4〜14μm(10μm 領域)の波⻑のものを指し、水を活性化します。
特に植物の成⻑を促進する作用があると言われ、「植物を育成する波⻑の光線」ということで「育成光線」と呼ばれています。

参考URL:https://floor-heating.ensekiou.com/magazine/ensekiou/184/

食事においては、添加物を避け、有機農法で栽培された野菜を摂り、主食は玄米、副食は糠漬けなどの発酵食品を選ぶことが理想です。生活習慣を見直し、体質を改善することが重要です。

天香石ビーズバス(デトックス)や食生活の見直しを通じて、私は末期癌を克服した人や認知症を改善した人を数多く見てきました。そして、病気を理解し、自分で治すことが重要であると気づきました。それが「自然治癒力」の本質です。

執筆者

萩原大巳の私見

萩原 大巳

理事兼事務局長

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